delyのインターンでクラシルを開発した話
2021年7月26日〜2021年8月13日で,dely 株式会社が企画する就業型サマーインターンシップに参加していました.
今回はこのインターンの振り返りをしていこうと思います.
dely株式会社とは
dely 株式会社とは,レシピ動画サービスである「クラシル」 や女性向けメディアサービスである「TRILL」 を開発している会社です.
その中でもクラシルは,アプリダウンロード数3,000万を突破している国内 No.1 規模のレシピ動画サービスです.
今回のサマーインターンでは,このクラシルの開発に携わりました!
選考の流れ
- 暗号課題
- エンジニア面接
- ケース面接
といった流れでした.
暗号課題は,特に難しいものではなかったのですが面白かったです.適当に応募する人数を減らすような意図があったと思います.
また,エンジニアのインターンシップの選考に,ケース面接があるのはかなり珍しいと思いますが,「dely ではカルチャーを大事にしていて,技術力はもちろんだが,"なぜやるのか" などを共感した上でできる人が良い」という意図があるらしいです.
やったこと
使用技術
以下のような技術を使用しました.
- Ruby on Rails
- RDS
- DynamoDB
タスク
以下のようなタスクを行なっていました.
- クラシルの新サービスの機能開発1
- 仕様書設計
- API ドキュメント作成
- 実装
- デプロイ
- クラシルの新サービスの機能開発2
- 仕様書設計(WIP)
- 不足していたテストコードの追加
新サービスの内容は公式に発表されてからのお楽しみですが,ただ実装を行うだけでなく,仕様書設計から担当させてもらいました.
仕様書には,「その機能が必要になった経緯」や「どのような流れで処理を行うか」,「その流れに決めた理由」などを記載し,機能開発に携わっている人以外と同じ認識を共有できるように努力しました.
「その機能が必要になった経緯」をはっきりさせることで,実は必要ではない機能開発を未然に防ぐことができたり,同じ目的を達成するためのより良い方法がないかを模索できたりします.
さらに,同じ認識を共有することにより,レビューがしやすくなったり,今後の開発に役立つといったメリットもあると思います.
また,新サービスの機能開発1については,サマーインターン中に本番環境にまでデプロイすることができ,とても良い経験ができたと思います.
学んだこと
このインターンに参加するまで触ったことがない言語だったので勉強になりました.
開発速度を重視するサービスにおいて Ruby on Rails が優れていると感じた反面,保守性などについては考えなければならないことがあると感じました.
Ruby on Rails を書いていて詰まったりした部分などはここにまとめてあるので,よければ参考にしてください.
- DynamoDB
これも Ruby on Rails と同様に,インターンに参加するまで触ったことのないインフラだったので勉強になりました.
DynamoDB がどのような特徴を持ったもので,どのようなユースケースでよく用いられるものなのか,どのようなことが実現可能かなどを学びました.
自分用にある程度まとめてあるので,どこかで技術記事としてまとめたいと思っています.
- dely
急成長しているミドルベンチャーである dely のカルチャーや働き方,今後の展望などを学びました.
メガベンチャーに比べると人数が少ないということを生かし,意思決定などが迅速に行われていると感じました.
また,意思決定に関しても,定性的に評価するのではなく,しっかりと仮説を立てた後,データを用いて定量的に評価していると感じました.
感想
3週間という長くはない期間でしたが,学ぶことが多いインターンでした.
特に,CTO や VPoP,PdM の方などと話す機会を設けていただけたのが個人的にとても良かったです!
また,1週間だけ出社したのですが,オフィスが開放的で,すぐ近くに CEO や CTO の方などがいるという空間が刺激的でした!
3週間ありがとうございました!!!